技術開発に携わる者の戯言(ていうか愚痴)

技術が人々の生活を豊かにする手助けが出来るのであれば それは素晴らしいと思うが、

昨今の社会情勢の中では

技術が人々の生活を怠惰で無感動なものにする手助けをしているような気がしてならない。

技術を使う人間が技術を評価することを怠っていること、
そして
技術を開発する側が技術を使う人間を評価するのを怠っていること、両方に原因がある。

そしてそれは技術を妄信することによる人間の驕り。
本質的には人間自身は全く進化していないし、むしろ人間にしか出来ないことさえ技術に
小さく落とし込まれようとさえしている。そしてそれを人間が技術に置き換わったと錯誤
すれば、それはすなはち人間自身が退化する方向に他ならない。

技術開発もやはり方針が重要だ。資本主義に妄信的な方針は、まるで世界大戦時の
技術開発の妄信的な方針に近いものを感じる。
今必要な技術の方針は環境、エコ関連なのだろうと思うが、それは技術が実現できる
内容よりも、人間一人一人の意識を高めるほうが効果が高いだろうということは容易に
想像できる。なにしろ、技術に依存した現代社会の人間の生活自体が環境破壊の連続
なのだから。そして、環境、エコ関連の技術がすぐに開発できるものであれば良いのだが、
開発する段階自体が環境破壊であったりもすることも多分にある。
(ex.ソーラーパネルから作り出されるエネルギーが、ソーラーパネルを作るのに
 必要なエネルギーを追い越すには10数年程度かかる、という話を聞いたことがある)

そしてより多くの人間一人一人が技術を妄信せず、人間がしたほうが良いことは人間がする、
という当たり前のことに気付く日がそう遠くないことを期待する。

人間自体がそもそも(理屈で語れる)技術に相反する一面を持つ存在なのだから。

あぁ、自分は技術者に向いていないのかな。とつくづく思う今日この頃。
(こういうことは得てして技術者には理解され難い内容なので)
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by hiroscene | 2007-07-08 02:31 | Column*
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